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毎パソ通信「りてらしぃ」 第97号(2006/06/13)
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この通信は毎日パソコンコンクール(毎日新聞社、日本パソコ
ン能力検定委員会共催)が目指す基礎的なコンピュータリテラ
シィの涵養を進めるため、主に小・中・高校の指導者向けに発
行しています。ご不要の場合はお手数ですが、毎日パソコン入
力コンクール事務局宛(info@maipaso.net)に受信拒否と表示
してメールを送信してください。その際、校名もお書きいただ
ければ幸いです。
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━━ 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.連載ルポ・IT教育の灯台 「都立府中西高校」その2
○“一斉・個別”のCAI授業
2.情報教育関連ニュース(MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育リンク)
○IT戦略「重点計画−2006(案)」パブリック・コメント募集
○IT活用で「読解力」は向上するか 教育博から
○子供のネット利用 出会い系よりワンクリック詐欺が心配
3.毎パソのソフト提供
○「毎パソ学校サイト」のソフトを使用して、茨城県猿島郡
総和町で行われた研究授業の模様(動画などを含む)を配
信中です。ソフトも毎パソホームページで無料入手できま
す。
4.毎パソ案内速報
○第6回毎パソ6月大会 参加団体、参加者募集中!!
○第6回毎パソ6月大会 課題練習用ソフトを無料配信!!
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1.連載ルポ・IT教育の灯台 「都立府中西高校」その2
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◎“一斉・個別”のCAI授業◎
高校の普通科で情報教科が必修になって丸3年。いったいど
のような展開になっているのか、先進ぶりで灯台の役目を果た
している都立府中西高校(林和男校長、生徒数952人)をル
ポしている。この日は2度目の授業参観だが、感心したのは
LANで結んだコンピュータの機能をうまく利用した“一斉・
個別”授業を展開していることだった。
普通教室2つ分ほどの大きさの部屋に42台のパソコンが並
ぶ。前回の記事では校内は全て無線LANでつながっている、
と書いたが間違いで、パソコンルームは有線LANである。6
時限目のチャイムが鳴る前に1年5組40人の生徒はほとんど
がパソコンの前に座り、画面を起動させていた。ID、パスワ
ードを打ち込んで真っ先に開いたのがメール。「××さん こ
んにちは 府中西高校 情報科 大場/佐藤/大和です」で始
まったこの日のメールの標題は「情報A★第14回★授業内容
メール」。
毎週2時間の情報Aの授業もこの日が14回目というわけだ。
講師を含め3人で回しているが、この授業のメーン担当者は佐
藤義弘教諭(42)。彼の「情報科の先生になります」という
変わった名前のサイト
http://www.hi-ho.ne.jp/yoshi-sato/joho/
は2002年4月以来のアクセス数が14万6千という人気サ
イトである。<情報科授業ネタ帳>など互いに共有したら便利
と思われる情報も満載。情報の教科書編集にも関係している佐
藤さんは、いわば情報科のカリスマ教師である。
生徒たちはA4判1枚半ほどのメール内容に急いで目を走ら
せる。「1、今日の授業の流れ」から「4、授業評価・自己評
価」まで50分でこなす一連の流れがひと目で分かる。この日
は<プレゼンテーション>の3回目で「先週に引き続きパワー
ポイントでプレゼンテーションを作成する」のが内容。プレゼ
ン資料に話す内容を書き込んだシナリオを完成させ、パソコン
画面のストップウオッチを使って2分ほどのプレゼンをリハー
サルする。次の週にはそれぞれが実際にやらなくてはいけない
から大変だ。
生徒たちはメールを読み終えると「確認」メールを先生宛に
返す。「がんばります」「前回分がまだ終わっていないので不
安です」など、短い感想も添えられている。教壇の前の教師用
パソコンにはその一覧画面が出る。それを確認して授業スター
トだ。「生徒たちにまずはメールをきちんと見て、内容を把握
し、相手に返信する習慣をつけさせたいというのがこのメール
システムの第一の動機なのです。モデル? 特にありませんで
した」という佐藤さんの話を聞きながら、20年ほども前に米
国で見たコンピュータ利用授業を思い出していた。
ミネソタ大学教育学部を訪問したとき、コンピュータ授業の
開発風景を見せてもらったことがある。教壇と生徒の机上にあ
るマシンを結んだ教室で行われた算数や国語(英語)の授業の
生徒役として参加した。単語を組み合わせて簡単な文章を作る、
あるいは足し算、引き算の計算をすると、その答えの一覧が教
師用パソコン出る。先生はどの子がどこでつまずいたか個別に
把握しながら授業を進めることができる、というシステムだ。
日本でもようやくCAI(コンピュータ支援教育)という言葉
が聞かれ始めたが、実際にパソコンを使った授業をしている小
中学校は全国でも数校の時代だから極めて斬新に思えた。
そんなことを思い出しながらあちこち動き回って生徒たちの
画面を覗き込んでいるうちに時間はどんどん過ぎる。1人か2
人を除いてクラス全体が必死で授業に取り組んでいる。熱気む
んむんだ。パワーポイントを駆使したプレゼン資料など作れな
いままに来た当方としては「ちょっと授業内容が高度過ぎませ
んか?」と佐藤先生に問う。「蓄音機について」や「印刷機に
ついて」などのテーマで1600字ほどの資料をまとめ、それ
を元にスライドを作り、2分ほどのスピーチも実際にやるわけ
だから難しい。「そうですかねえ」と涼しい顔の佐藤先生も映
写機で一斉に説明したり、生徒の説明に個別に答えたり汗だく
の様子。この時間はアシストの大和雅俊教諭(24)と2人、
教室を飛び回っている。大和さんは大学院を修め、今年から先
生になったほやほやである。
残り10分になって初めてストップウオッチの画面を使う子
が現れた。女子生徒だ。終了時には約10人が今回の授業の最
終目標であるストップウオッチ画面を使ったリハーサルをして
いるのを確認した。20年前と違って中学校でもパソコンには
触ってきている生徒たちはこちらが思う以上にパソコンに慣れ
ているのだろう。授業の内容については改めて触れるとして、
授業の進め方について感心する場面が最後にもあった。
終了チャイムが鳴って数分もしないうちに「自己評価・相互
評価」一覧が教師パソコン画面に出たのだ。確かに、当方のチ
エック通り10人の生徒がストップウオッチを使ってリハーサ
ルまで進んだと自己評価している。ただ全体にあっぷあっぷだ
ったのは事実のようで「正直苦労した」「きつかった」「発表
いやだな」などのコメントが目立つ。授業内容については生徒
の評価は高い。40人のうち最高点の「4」と次の「3」をつ
けた人数は「授業の手順はよく分かりましたか」(21人、
19人)、「授業の目的は理解できましたか」(22人、17
人)、「説明は十分でしたか」(20人、19人)と高率だ。
「先生にゴマをすっていませんか。4が多いですね」という当
方の質問に佐藤先生は「我々が注目するのは「3」や「2」の
評価ですから」と説明してくれた。
「これは他の教科でも使える方式」というのがこの日の授業
を参観しての感想だった。
ところで、この忙しい授業の中でもキーボードの入力練習を
するように先生から注意が飛んでいた。実際にキーボード練習
ソフトを画面に出してタイピング練習する生徒もちらほら。入
力が基本だとの姿勢に共感した。同校は毎パソ(毎日パソコン
入力コンクール)10月の大会に1学年全員で参加する予定と
いう。
(次回は放課後自主勉強やキーボード入力の取り組みなどに
ついてリポートします)
谷口 泰三
(教育ジャーナリスト、りてらしぃ編集部顧問)
mailto:inui@mbp.nifty.com
○メールマガジンのバックナンバーは毎パソホームページの以下
のコーナーにあります。
http://www.maipaso.net/maipaso/melmaga.html
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2.情報教育関連ニュース(MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育)
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○IT戦略「重点計画−2006(案)」 パブリック・コメント募集
国のIT戦略本部は、今年1月に策定した「IT新改革戦略」
の「重点計画−2006(案)」をまとめ、パブリック・コメ
ントを募集している。「IT新改革戦略」は、2005年度ま
で政府が進めてきた「e−ジャパン戦略」に続く政策。2010
年度にはITによる改革を完成することを目標にしており、そ
の達成に向けた「重点計画−2006」を策定している。意見
の受付は30日締め切り。(続きは下記URLから)
【MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/elearningschool/
class/archive/news/20060606org00m040121000c.html
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○IT活用で「読解力」は向上するか 教育博から
学校にパソコンが導入される中、ITを活用した授業と学力
向上とのかかわりが注目されている。03年に実施された
OECD(経済協力開発機構)の「学習到達度調査」
(PISA2003)で読解力1位のフィンランドはIT教育
の先進国だ。一方、日本は数学が00年の1位から6位に、読
解力は8位から14位に下がった。6月1日から3日に開催さ
れた「New Education Expo2006」で、
「読解力」をテーマに、「電子情報ボード」「デジタル教科書」
を利用した公開授業とシンポジウム「教科教育におけるICT
活用 PISA型読解力の対応を考えて」が行われた。(続き
は下記URLから)
【MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/elearningschool/
class/archive/news/20060612org00m040144000c.html
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○子供のネット利用 出会い系よりワンクリック詐欺が心配
子供のネット利用で、保護者が最も心配しているのはワンク
リック詐欺やフィッシングサイトへの接続で、アダルトサイト
や出会い系サイトの閲覧より割合が高いことが、URLフィル
タリングやURLデータベース化事業をしている「ネットスタ
ー社」の調査で分かった。(続きは下記URLから)
【MSN-Mainichi INTERACTIVE 教育】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/net/morals/
archive/news/20060609org00m040114000c.html
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3.お知らせ 毎パソ学校サイト
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「毎パソ学校サイト」のソフトを使用して、茨城県猿島郡総和
町で行われた研究授業の模様(動画などを含む)を配信中です。
その他、フリーウェアとして基礎から練習ができるタイピング
ソフトなどを無料配信しています。全国の小学校、中学校、高
校、大学など約800校で活用していただいております。
▼詳細につきましては、下記URLよりご覧ください。
http://www.maipaso.net/maipaso/school.html
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4.毎パソ案内速報
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○第6回毎パソ6月大会 参加団体、参加者募集中!!
現在、第6回毎日パソコン入力コンクール6月大会の参加団体、
参加者募集中です。大会最終日の6月30日(金)まで参加の
お申込みの受付が可能です。
昨年度より新設しました学校一括参加によって参加費が大幅に
安くなりますので、学年、学校単位での参加が増えてきていま
す。
大会開催期間は6月1日(木)から6月30日(金)です。是
非ご参加をご検討ください。
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○第6回毎パソ6月大会 課題練習用ソフトを無料配信!!
第6回毎日パソコン入力コンクール6月大会の課題練習・大会
参加用ソフトを無料配信しております。コンクールホームペー
ジよりダウンロードしてご活用ください。
【毎日パソコン入力コンクール】
http://www.maipaso.net
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編集発行人 :毎日パソコン入力コンクール事務局
〒198-0036 東京都青梅市河辺町10-14-12
日本パソコン能力検定委員会内
Tel.0428-24-1163
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